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13番「アゼリア」は簡単なホール? 気を抜けば魔女の餌食に

更新日:2018/04/08 19:16
13番「アゼリア」は簡単なホール? 気を抜けば魔女の餌食に
13番でティーショットを放つジョン・ラーム。

 

 11番から13番にかけて続くアーメンコーナーの最後である13番パー5、通称「アゼリア」は、上手くいけばバーディないしイーグルを奪えるが、ミスすれば良くてボギーという具合に、オーガスタ・ナショナルGCのなかでも最もハイリスク・ハイリターンなホールで知られている。

 これは、1930年代にこのコースを手掛けたボビー・ジョーンズ氏とアリスター・マッケンジー氏のころから変わっていない。あのバイロン・ネルソン氏もアーノルド・パーマー氏も最終日に13番でイーグルを決めて、それぞれマスターズ初優勝を果たしている偉大な歴史がある。

 ただ近年はボールやクラブの進化によって、攻略が簡単になってきているという声も。510ヤードを多くの選手が、1打目ウッド、2打目アイアンでグリーンを捉えることが出来る。

 だからといって、気を抜くことは決してできない。大会3勝のニック・ファルド(英)は「13番のグリーンはさほど大きくないこと、そしてすぐ左に池があることは忘れがちになる。目標から5メートルもショットがそれれば、あっという間に池ポチャだよ」と難しさを語っている。

 いよいよ明日、ファイナルラウンドを迎えるマスターズ。見納めのアーメンコーナーではどんなドラマが待っているのだろうか。

(写真提供:Getty Images)

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