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マスターズ優勝のP.リード 大学を転校せざるを得なかった理由は…

更新日:2019/03/15 11:55
マスターズ優勝のP.リード 大学を転校せざるを得なかった理由は…
第82回マスターズチャンピオンに輝いたパトリック・リード。

 

 第82回マスターズ(ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC)を制したパトリック・リード(米)だが、ジョーダン・スピース(米)やリッキー・ファウラー(米)と比べると人気がなく、SNS上では批判されることがよくある。

 これについてリードは、「分からない、彼らに聞いてみて。ツイッターで何を言われようが気にしない。応援してくれても、してくれなくてもね。ただゴルフをするためにオーガスタにいる。しっかりプレーすることが重要なんだ」と第3ラウンド後(現地時間7日)にコメントした。

 人気はどうであれ4日間を通して素晴らしいプレーをし、通算15アンダーでマスターズチャンピオンとなったリードは、オーガスタ州立大学出身。当時は年に1回、オーガスタ・ナショナルGCで回る機会があったそうだ。その経験も活かし、今回グリーンジャケットを羽織ることが出来た。

 しかし、最初に入学したのはジョージア大学だった。以前、米ゴルフチャンネルのインタビューで飲酒違反を犯したため、チームから外されたと語っていたが、練習ラウンドでスコア改ざん、チームメイトから物を盗むなど疑惑が持ち上がってしまった(これについてリードは完全に否定している)。

 そして2009年にオーガスタ州立大学へ。転向後も不正を働いているという疑惑は晴れなかったが、腕はピカイチ。2010年、2011年とチームを大学ナンバーワンに導く活躍をみせた。

 真相は分からないが、プロの世界では誤魔化しが一切きかない。その中、米男子ツアー通算6勝、マスターズ制覇、世界ランク11位まで上り詰めたリード。今後も闘志あふれるプレーで大会を盛り上げてくれることだろう。

(写真提供:Getty Images)

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