メジャー2勝の英名手もライダーカップ無観客開催に反対
更新日:2020/05/28 15:29
掲載日:2020/05/28 15:28
1969年の全英オープンと1970年の全米オープンを制したトニー・ジャクリン(英)が、現段階で無観客開催の噂もある今年のライダーカップ(9月25日〜/米ウィスコンシン州/ウィスリング・ストレイツGC)について見解を明かした。
米ゴルフウィーク(電子版)が27日に公開したインタビューの中でジャクリンは「どのイベントよりもライダーカップにはギャラリーが必要」とコメント。「プレッシャーがかかる中で選手とギャラリーの間には精神的な繋がりがある」とファンの重要性を主張した。
また、1983年から1989年にかけて4度欧州チームのキャプテンを務めた名手は「(2021年に)延期して、通常の状態に戻るまでの間は奇数年に戻すべき」と1999年大会以来の奇数年開催を提案している。
「これ(ライダーカップ)は戦争ではないが、毎回鎧を着て戦いに出て、全てのチームメイトと多くの感情を共有する。出場する前のローリー(・マキロイ)がただのエキシビションだと言っていたのを覚えているが、彼は今、それに情熱を注いでいる。作り出される雰囲気は異様なもので、それは完全に別の何かだ」
ライダーカップの無観客開催には、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ブルックス・ケプカ(米)、ジョン・ラーム(スペイン)のほか、過去同大会に10回出場しているリー・ウェストウッド(英)も異議を唱えている。