コリン・モリカワ「最高の瞬間だった」 24歳でメジャー通算2勝
更新日:2021/07/19 12:03
掲載日:2021/07/19 12:00
海外男子メジャーの全英オープンは18日、英国のロイヤル・セントジョージズGC(7,211ヤード・パー70)で最終ラウンドが行われ、初出場のコリン・モリカワ(米)が制した。
昨年の全米プロも初出場ながら優勝し、今回も同じ結果となった。タイガー・ウッズ(米)でさえ初挑戦でメジャー通算2勝とはならなかったが、24歳のモリカワは偉業達成。同選手はパワーヒッターが多いなか正確無比のショット力でフェアウェイとグリーンを捉え続けた。
「最高のギャラリーの中でプレーできた。人生で最高の瞬間だった。キャリアはまだ2年だから歴史的快挙と言われてもよく分からない。だけど、良いゴルフができた。リカバリーもできたし、決めなきゃいけないパットも沈めることができた。本当に嬉しい」
アメリカでモリカワはスーパーエリートアスリートとして知られている。その理由は大学世界ランキングでトップ10に入っているカリフォルニア大学バークレー校を「卒業」したから。
アメリカの大学は勉強を怠るとゴルフの練習ができなかったり、試合に出場させてもらえないなど厳しく、実力のある選手は途中でプロ転向することも多い。つまり「出身」となるのだ。しかし、そのなかモリカワはゴルフと学業を両立させ「卒業」し、メジャー通算2勝を挙げるまでの選手に成長した。
東京五輪のアメリカ代表でもあるモリカワのプレーに今後も注目だ。