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P.ケイシー、昨年の悔しさバネにV王手!

2011/01/30 10:43
P.ケイシー、昨年の悔しさバネにV王手!

 

 世界ランクトップ10にランクインしていながら昨年のライダーカップ出場を逃し雪辱を期すポール・ケイシー(英)が、約2年ぶりの勝利に王手をかけた。

 欧州ツアー中東シリーズ第2戦でもある新規大会、ボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ(バーレーン、ザ・ロイヤルGC)は現地時間29日、第3ラウンドの競技を終了。出場選手中世界ランク最上位(9位)につけるケイシーがノーボギーの6アンダー66をマークし、通算16アンダーでピーター・ハンソン(スウェーデン)と並び首位タイに立った。1打差の3位タイでベテランのダレン・クラーク(北アイルランド)とジェームス・キングストン(南ア)が続き、通算14アンダー単独5位にミゲール・A・ヒメネス(スペイン)。ツアー最年少優勝記録を持つマッテオ・マナッセロ(伊)が『66』のチャージで通算13アンダー6位タイに浮上している。

 昨年、ライダーカップのキャプテン推薦から漏れたショックでツアー未勝利に終わり悔しい思いをしたケイシー。世界ランクで格下のエドアルド&フランセスコのモリナリ兄弟(伊)やパドレイ・ハリントン(アイルランド)が選ばれながら、欧州チーム主将のコリン・モンゴメリー(スコットランド)から声がかからず「なぜ?」と自問自答を繰り返した。「昨年はタフなシーズンだった。でもそういう結果になったということは、もっとステップアップしなければいけないということ。今日のようにショットがいいと気分良くプレーができる」と久々のトーナメントリーダーに声を弾ませた。

 この日のケイシーは好調なショットを武器に、バックナインにある2つのパー5ではいずれも2オンに成功。そこでイーグルとバーディを奪いトップの座をたぐり寄せた。現在の世界ランクではトップ5のうち欧州勢が3人。同ランク9位のケイシーが2009年5月のBMW PGA選手権以来となる優勝を飾れば、欧州勢4人目のトップ5入りも夢ではない。

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