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女王タイトルは最後の大詰め!? シード権争いも白熱

2012/11/08 10:30
女王タイトルは最後の大詰め!? シード権争いも白熱

 

 シーズン終了へのカウントダウンに入った国内女子ツアーが熱い。

 9日開幕の伊藤園レディスゴルフトーナメントを含めて同ツアーは残り3試合。最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(22〜25日/宮崎県、宮崎カントリークラブ)の出場資格は、今季のツアー競技優勝者、9月25日付けのロレックスランキング(女子世界ランキング)25位までのTPDツアー登録選手、大会前週までの賞金ランキング25位までの者などと限られたフィールドだ。そのため、賞金ランキング上位50名が獲得できる来季のシード権(出場権)はあと2試合で決定するとあって、し烈なサバイバルレースが繰り広げられるにちがいない。

 賞金女王争いは、初のタイトル獲得に向けて快走する全美貞(韓)が、2位のアン・ソンジュ(韓)に約2,270万円の大差をつけており、それに加えて左手首痛のアンが今大会を欠場。次週の大王製紙エリエールレディスオープン(16〜18日/福島県、五浦庭園カントリークラブ)にも出場しないため、全が今大会で8位タイ以内に入れば、かなりの確率でタイトル獲得が決定する。これを阻むには、賞金ランキング5位の森田理香子、同6位の李知姫(韓)、同8位の服部真夕のいずれかが優勝するしかないとあって、圧倒的に全が有利な中で戦いとなる。

 また、来季の米女子ツアー参戦を目論み、QTファイナル(現地時間11月28日〜12月2日/フロリダ州、LPGAインターナショナルGC)に参戦する有村智恵は、今大会が今季の最終戦となる。日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯という公式タイトルは手にし、シーズン3勝目を挙げて現在の賞金ランキングは3位だが、不本意な試合も少なくなかった。賞金女王への道は閉ざされてしまった有村ではあるが、そんなシーズンを最高の形で締めくくるためにも大切な一戦となる。

 ディフェンディング・チャンピオンは藤本麻子。昨季大会のツアー初優勝以来、いまだに模索している2勝目に向け、一段と気合いを入れて大会に臨む。

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