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ルーキー賞金王へ松山が15位タイ発進 石川もイーグル締めで並ぶ

2013/11/28 17:36
ルーキー賞金王へ松山が15位タイ発進 石川もイーグル締めで並ぶ

 

 今大会で史上初のルーキー賞金王を目指す松山英樹がまずまずのスタートを切った。

 国内男子ツアーフルフィールド最終戦、カシオワールドオープンゴルフトーナメントは28日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今大会で優勝すれば文句なしで賞金王に輝く同ランク首位の松山が、終盤にスコアを崩しながらイーブンパー72にまとめて、ホストプロの石川遼と共に15位タイ発進を切った。

 インスタートの松山は、出だしの10番で約5メートルのパットを沈めて幸先良くバーディ発進。14番では返しのパットがカップに蹴られボギーを叩いたが、直後の15番、18番でバーディを奪い返し、止まない拍手の中、2アンダーで折り返す。後半もこのままの調子でいきたかった松山だが、2番パー3でティーショットを右のガードバンカーに打ち込みこのホールをボギーとすると、5番パー5でも再び第1打をバンカーに入れて一歩後退。それでもイーブンパー72にスコアをまとめ、各選手が伸び悩んだこともあって首位とは3打差。十分に上位を狙える位置につけている。

 前週日本代表として国別対抗戦 ISPSハンダ・ワールドカップゴルフに出場、団体戦3位タイ、個人戦5位タイと存在感を放った石川は最後に魅せた。前半を1バーディ、ノーボギーの1アンダーで折り返すも、後半はティーショットの方向が定まらず2オーバーまでスコアを落としてしまう。しかし最終9番でラフからの第2打を直接カップにねじ込みイーグル奪取。終わってみれば1イーグル、2バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら、イーブンパー72で耐えて2日目以降に望みをつないだ。

 上位陣は、この日唯一の60台(3アンダー69)をマークしたカート・バーンズ(豪)が単独首位。1打差の2位タイに現在シード当落線上の手嶋多一(賞金ランキング68位)、永野竜太郎(同71位)ら6人、さらに1打差の8位タイに賞金ランキング2位で逆転賞金王を狙う金亨成(韓)ら7人がつけている。現在、金と松山との差は約4,300万円あり、今大会終了後、金との差が次週行われる今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップ(12月5〜8日/東京都、東京よみうりカントリークラブ)の優勝賞金4,000万円より多ければここでタイトルが決定する。

 一方、前週のダンロップフェニックストーナメントで単独3位に入り、今季の獲得賞金を1億円に乗せた片山晋呉は、インスタートの出だし10番でいきなりイーグルを奪って好スタートを切ったが、上がり2ホールでダブルボギー、ボギーを叩いて1オーバー73。選手会長の池田勇太、近藤共弘らと並ぶ35位タイとやや出遅れた。

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