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松山好発進、2差暫定10位タイ! 連覇狙うP.ミケルソンは苦戦

2014/01/31 12:39
松山好発進、2差暫定10位タイ! 連覇狙うP.ミケルソンは苦戦

 

 松山英樹が米ツアー有数の大ギャラリーの喝采を浴びた。

 米男子ツアー、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間30日、アリゾナ州TPCスコッツデールを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、10人がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。遅い時間でスタートした松山は6バーディ、1ボギーの5アンダー66で回り暫定ながら10位タイ。7アンダー64をマークし暫定首位タイに立つブッバ・ワトソン(米)、Y・E・ヤン(韓)の2人に2打差の好位置にピタリとつけた。

 左手親指付け根の故障でスタートが遅れた2014年だが、初戦となった前週は16位タイとまずまずのプレーを見せると、不安も痛みも消えた今週はフェアウェイキープ率71.43%、パーオン率66.67%とショットも安定した。パットも悪くなく、青木功、丸山茂樹、今田竜二に続く日本人4人目の米ツアー優勝に向けて、マイペースのプレーをしっかりと続けていく。

 一方、腰痛のため出場が危ぶまれていたディフェンディング・チャンピオンのフィル・ミケルソン(米)は、前日のプロアマ戦をキャンセルしたが、この日は待ち構えているファンたちの前に姿を現した。

 スタートホールの10番では見事に300ヤード先のフェアウェイをとらえるナイスショットを披露。残り90ヤードをウェッジで打ってバンカーに入れるも、約4メートルのパットを沈めてパーをセーブした。12番パー3では、ティーショットをグリーン右の池に入れてダブルボギー。その後5バーディを奪い13ホールを回って3アンダーと踏ん張ったが、やはり腰に不安を抱える身では終盤が辛い。5番、7番、9番とボギーを連発して貯金を吐き出し結局イーブンパー71。首位に7打差の暫定65位タイと出遅れた。

「腰は悪くないんだけど、ゴルフはちょっとね。どこかへ行ってしまうショットが多かった。ケアレスなスイングがいくつかあった」と苦笑したミケルソン。それでも、大学時代を過ごした第二の故郷での連覇に向け、まだまだ巻き返しを狙っている。

 上位勢は、首位タイの2人に1打差の暫定3位タイにハリス・イングリッシュ(米)、ケビン・スタドラー(米)、クリス・カーク(米)ら7人がつけ、松山と同じ暫定10位タイには、ハンター・メイハン(米)、キーガン・ブラッドリー(米)の実力者を含む面々がずらりと並ぶ。首位から3打差以内に31人がひしめく大混戦は、ギャラリーにとっては最高の展開だが、1打の重みがずしりとのしかかる厳しい戦いになるに違いない。

 尚、大会前日に繰り上がり出場が決まった石川遼は、6バーディを奪ったものの、ボギーが2つ、ダブルボギーも2つでイーブンパー71。ミケルソンと並ぶ暫定65位タイと出遅れている。7位タイに入った先週に続き、今週も上位を狙うにはもう少し安定したプレーをしたいところだ。

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