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一ノ瀬「手が震えた」PO制し2勝目! アマ森田は偉業ならず…

2014/03/16 17:52
一ノ瀬「手が震えた」PO制し2勝目! アマ森田は偉業ならず…

 

 プレーオフを制した一ノ瀬優希が今季初勝利、ツアー通算2勝目を飾った。

 国内女子ツアーの今季第2戦 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは16日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位スタートの宋ボベ(韓)が伸び悩み、酒井美紀、藤本麻子らが一時トップに並ぶ中、混戦を制したのは25歳の一ノ瀬だった。

 首位と2打差の3位タイから出た一ノ瀬は、2番でボギーが先行したものの、5番、9番でバーディを奪い1アンダーで折り返す。ハイライトは今コース最長の距離を誇る10番パー5。第3打を直接カップインさせてイーグル奪取に成功すると、11番バーディ、12番パーでついにトップグループをとらえた。

 その後、15番のバーディで単独首位に浮上した一ノ瀬は5アンダー67で回り後続に1打差をつけて通算7アンダーでホールアウト。そこに待ったをかけたのは、この日最終組でプレーした酒井だ。16番バーディで通算7アンダーまでスコアを伸ばすと、17番でボギーを叩いたものの、18番パー4の2打目をピン側1メートルにつけるスーパーショットでバーディ。戦いは2人によるプレーオフにもつれ込んだ。

 決着はプレーオフ1ホール目。「手が震えた」というバーディパットを沈めた一ノ瀬が、昨季のTポイントレディス ゴルフトーナメント以来となる勝利を挙げた。一方、最後までツアー初優勝に気合いを見せていた酒井は、またしても栄冠とはならなかった。

 また、首位と3打差の8位タイから偉業を狙った17歳アマチュアの森田遥(高松中央高校3年)は、この日も5バーディ(ノーボギー)を奪う快進撃で上位に食らいついたが、プレーオフ進出には1打及ばず。宋と並ぶ通算6アンダー3位タイで、清元登子(1973年)、宮里藍(2003年)、キム・ヒョージュ(韓/2012年)に続く4人目のアマチュア優勝とはならなかった。

 その他上位陣は、通算5アンダー単独5位に藤本麻子、通算4アンダー6位タイにディフェンディング・チャンピオンの全美貞(韓)、この日トーナメントレコードの「63」をマークした表純子らが入った。

 注目の2人は、横峯さくらが4つスコアを伸ばして通算2アンダー14位タイとまずまずの位置につけたのに対し、森田理香子は最後までエンジンがかからず通算4オーバー32位タイに終わっている。

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