初代女王はイ・ボミ！　成田失速で16位タイ

　国内女子ツアーの新規トーナメント、センチュリー21レディスゴルフトーナメントは27日、静岡県の伊豆大仁カントリークラブで最終ラウンドの競技を終了。首位と1打差の単独2位からスタートしたイ・ボミ（韓）が2アンダー70でプレーし、通算11アンダーまでスコアを伸ばして初代女王に輝いた。

　この日のイ・ボミは抜群のアイアンショットを武器に他を圧倒。上位陣がスコアを落とす中、フロントナインで3バーディ（1ボギー）を奪って首位で折り返すと、後半はやや勢いが収まったものの1バーディ、1ボギーと安定感を見せてシーズン2勝目を飾った。

　通算9アンダー2位タイに現在賞金ランキングトップのアン・ソンジュ（韓）、藤本麻子、佐々木慶子。今季すでに3勝と抜群の強さを誇るアンは次戦ｍｅｉｊｉ カップで優勝を飾れば早くも獲得賞金1億円の大台を突破する。また、この日のベストスコア6アンダー66をマークした堀奈津佳が通算8アンダーまでスコアを伸ばし、前日の33位タイから5位タイまで順位を挙げた。

　ツアー初優勝が待たれる期待のルーキー藤田光里も5アンダー67とまくって上田桃子、木戸愛らとともに通算7アンダー9位タイに食い込み今季4度目のトップ10フィニッシュ。一方、4年ぶりの優勝に王手をかけていたウェイ・ユンジェ（台）は序盤こそ順調にスコアを伸ばしていたものの8番でトリプルボギー、9番でボギーを叩いて失速。通算6アンダー13位タイに終わった。

　前日「66」をマークして2打差3位タイに浮上していた成田美寿々は3オーバー75とスコアを落として通算5アンダー16位タイ。昨季賞金女王の森田理香子は通算3アンダー25位タイで3日間の競技を終了している。