L.コがバースデー週に連覇目指す！　藍、横峯ら日本勢5人の上位進出は？

　台湾女子プロゴルフ協会との共催で開催される米女子ツアーのスインギング・スカートLPGAクラシックが現地時間23日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に開幕する。昨季大会でプロ転向後初、通算3度目の米ツアー優勝を達成しているリディア・コ（ニュージーランド）がタイトル防衛を目指す。

　新規トーナメントとして開催された昨季大会。コはステイシー・ルイス（米）に1打差の単独2位から最終日をスタートすると、最終ホールで劇的なバーディパットを沈めてルイスを逆転し、栄えある初代チャンピオンに輝いた。

　コは今季7試合に出場して優勝1回を含むトップ10入り6回と驚異的な安定感を誇る。さらに前週にハワイ州で行われたロッテ選手権をオープンウィークに充てており、万全な状態でトーナメントに入ってくる。大会2日目に18歳のバースデーを迎える若き女王が、優勝候補の最有力であることは間違いない。

　日本勢は宮里藍、宮里美香、横峯さくら、上原彩子、野村敏京が出場。前週のロッテ選手権は5人全員が決勝ラウンド進出を果たし、美香は7位タイフィニッシュ、藍と野村も予選ラウンドをトップ10で通過するなど調子を上げている。横峯も激戦となったマンデートーナメントを突破してきており、その勢いを本戦につなげてもらいたい。

　また、韓国勢と米国勢の“対決”からも目が離せない。韓国勢は今季ここまでの9試合で6勝をマークしているが、米国勢は直近3試合で2勝。今年、唯一複数回優勝を達成しているキム・セイヨン、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.2インビー・パークなどの強豪を前に、今季ともに勝利のないルイス、レクシー・トンプソンらが米ツアーの意地を見せることができるか。

　それぞれ今季1勝のチェ・ナヨン（韓）、エイミー・ヤン（韓）、キム・ヒョージュ（韓）、クリスティー・カー（米）、ブリタニー・リンシコム（米）のほか、ロレックスランク上位のフォン・シャンシャン（中）、リュウ・ソヨン（韓）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ミッシェル・ウィー（米）も参戦。また、台湾LPGAとの共催とあって元女王ヤニ・ツェン（台）のプレーにも期待がかかる。

　サンフランシスコ近郊、通称ベイエリアでもっともタフかつフェアなコースと評判のレイクマーセドGC。アップダウンが激しい難コースを攻略し、最後に栄冠を手にするのはだれか。