全米オープンの視聴率に大きな期待

　西海岸の名門、ペブルビーチGL(カリフォルニア州）で開催される今年の全米オープン（現地時間6月17〜20日）が、東部時間の午後11時までテレビ放映されることが明らかになった。

　広大な国土を持つ米国では、スポーツイベントなどはできるだけ東部時間に合わせて行われるのが通例となっている。そのため全米オープンも、西海岸で行われる場合はスタート時間を比較的早くし、早くホールアウトするように行われてきた。

　だが、同じ西海岸のサンディエゴにあるトリーパインズGCで行われた2年前の同大会で、第3ラウンドを東部時間午後10時（西部時間午後7時）終了、最終ラウンドは東部時間午後9時（西部時間午後6時）終了というプライムタイムでの編成にしたところ、これが高視聴率を叩き出したのだ。大会を通じての視聴率はここ6年間で最高、特に最終日は史上3番目と言う高視聴率。これを踏まえて、今年は3日目を午後11時（西部時間午後8時）終了、最終日は午後9時（西部時間午後6時）終了にすることになったという。

　「これはプライムタイムでのオンエアのいい見本になるよ」と、放映権を持つNBC関係者。最終日は父の日ということもあり、高視聴率の期待が寄せられている。

　幸い、スキャンダルから復帰したタイガー・ウッズ（米）もすでにエントリー済み。優勝争いにからめば、視聴率の強力な味方となるはずだ。（STATS-AP）