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ケガから復帰の2人が好発進! 藍は4位タイ

2010/06/19 11:17
ケガから復帰の2人が好発進! 藍は4位タイ

 

 ケガから復帰したプレーヤーが好スタートを切る中、先週予選落ちの雪辱を期す宮里藍も順調な滑り出しを見せた。

 米女子ツアーのショップライトLPGAクラシック(ニュージャージー州ドルチェ・シービューリゾート ベイC)が現地時間18日に開幕。第1ラウンドは、昨シーズンを腰の手術で棒に振ったベテランのシェリー・スタインハウアー(米)が7アンダー64と爆発し、単独トップに立った。1打差の2位タイにナタリー・ガルビス(米)とタニア・エロセギ(スペイン)が続き、5アンダー66をマークした宮里(藍)がインビー・パーク(韓)、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)らと並ぶ4位タイと絶好のポジションを確保している。

 単独トップ発進のスタインハウアーは一昨年、腰痛が悪化して歩行さえままならない状態になり「もうゴルフは出来ないかもしれない」と覚悟したほど。しかし、2度にわたる手術を経て再び表舞台に帰って来た。「実は14か月もクラブを握っていなかったんです。昨年の10月、ようやく練習を再開して11月にレジェンズツアー(女子版シニアツアー)で復帰。その試合に勝って自信がつきました。これが復帰後2戦目ですが、良いプレーが出来て良かった」と、ゴルフが出来る喜びを噛み締めるように語ったスタインハウアー。世代交代が進む米女子ツアーの中で、“母親の年齢”のメジャータイトルホルダーが復活Vを狙う。

 そしてもう1人、ケガから復帰した注目選手がいる。今年2月の開幕戦を途中棄権し、親指の手術を受けリハビリを続けていたポーラ・クリーマー(米)だ。「まだショットを打つたびに痛みは感じています」と言うが、この日は4アンダー67とまずまずのゴルフ。こちらも試合に出られる喜びを噛み締めながら9位タイの好発進を切った。一方、今大会がプロデビュー戦となる注目の15歳、アレクシス・トンプソン(米)はイーブンパー71の61位タイと出遅れている。

 今季メジャー第2戦のLPGA選手権を次週に控え、気合が入る宮里(藍)がスタートダッシュに成功する中、もう1人の日本勢・宮里美香は3バーディ、2ボギーの1アンダー70止まり。45位タイの位置から2日目以降の巻き返しを胸に誓った。(STATS-AP)

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