J.ヴァンデベルデが復活!? オープン・デ・フランス
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/07/02 12:07
悲劇の男として世界中に知られるジャン・ヴァンデベルデ(仏)が久々に注目を集めている。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランス(仏、ル・ゴルフ・ナショナル)は現地時間1日に第1ラウンドを終了。ロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)が8アンダー63でプレーして単独首位に立ち、3打差2位タイで3人が追いかけているが、この中の一人がヴァンデベルデだ。
1999年全英オープン最終日、優勝を目前にしながら最終18番でトリプルボギー。ポール・ローリー(英)、ジャスティン・レナード(米)とプレーオフの末、ローリーに勝利をさらわれたヴァンデベルデの名は、“カーヌスティーの悲劇”としてゴルフファンなら知らない者はないほど。その後、表舞台から名前が消えていったヴァンデベルデも44歳に。欧州ツアーで2勝を挙げているものの、現在はツアーメンバーではなくなり、世界ランクも1175位。今季は自身2戦目で、“パートタイム・ゴルファー”となっている。
「ここには楽しみに来ているんだ。朝起きて練習場に行くのは真っ平だよ」と笑いながら口にしたヴァンデベルデ。だが言葉とは裏腹に、ノンプレッシャーでのプレーほど怖いものはない。
また、注目のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)は3アンダー68で回り10位タイからのスタートとなった。