日本勢苦戦 桃子32位タイ後退、美香予選落ち
同世代のライバル、ナ・エン・チョイ(韓)が快調に首位を走る中、日本勢は苦戦を強いられた。
米女子ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック(オハイオ州ハイランドメドーズGC)は現地時間2日、第2ラウンドの競技を終え、初日単独トップのチョイが4アンダー67をマーク。ただひとり2桁アンダーの通算11アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位の座をキープした。
2打差の2位タイに日米を股にかけて戦うインビー・パーク(韓)、クリスティーナ・キム(米)、エリーナ・シャープ(カナダ)が続き、話題の美人ルーキー、ベアトリズ・リカーイ(スペイン)がステイシー・ルイス(米)らと並ぶ通算6アンダー5位タイにつけている。
世界ランキング上位10人のうち7人が欠場している今大会。ランク11位のチョイにとってはトップ10入りのビッグチャンスが訪れた。「昨日と同じように良いプレーが出来ました。先週(LPGA選手権では65試合ぶりの予選落ち)は自分にプレッシャーをかけ過ぎたけれど、今週は目の前のショットに集中しています。今日は仲の良いインビー・パークと一緒で楽しいラウンドでした」と、好調さをうかがわせる。「トップに立つのは好き。今、すごく自信が湧いているんです」と言うチョイは、逆転を狙う他の選手たちにとって手強い存在になりそうだ。
一方、初日6位タイと久々に好発進を切った上田桃子は前日好調だったショットがこの日は不調。2バーディ、3ボギーの1オーバー72とスコアを落とし、通算3アンダーで首位の背中が遠のく32位タイに後退した。ひざの故障をおしての出場、その上次週にメジャー大会の全米女子オープンが控えており、この辺で結果を出しておきたいだけに、残り2日で再浮上を目指す。
また、初日108位タイと大きく出遅れていた宮里美香は1アンダー70にスコアをまとめたが、通算2オーバー95位タイでカットラインに2打及ばず予選落ち。ポーラ・クリーマー(米)も同じ95位タイで決勝ラウンド進出を逃している。(STATS-AP)