初日・福嶋 今日は不動! 女子ツアーにベテラン旋風か
国内女子ツアーの明治チョコレートカップは10日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に第2ラウンドの競技を行い、首位と3打差6位タイからスタートした不動裕理が5アンダー67をマーク。通算8アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに躍り出た。
今大会は米女子ツアーのメジャー大会・全米女子オープンと日程が重なり、昨季賞金女王を争った横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵が欠場。若手トップ選手3人の不在で“役者不足”が囁かれる中、33歳のベテラン不動が初日からの好調をキープし、この日ボギーなしの5バーディとほぼパーフェクトなゴルフを披露した。
2009年のこの時期は全米女子オープンに参戦していた不動だが、昨季国内ツアーでまさかの未勝利に終わったことで今年の出場権を獲得できず。2000年から6年連続賞金女王を獲得した時のようなかつての絶対的な強さは陰りを見せているが、国内の戦いではまだまだ負けていられないはず。今年5月の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで2年ぶりVを飾り復活を印象付けた元賞金女王が、日本人選手初の今季2勝目を視界に捉えて決勝ラウンドへ臨む。
一方、初日ノーボギーの66で単独トップに立っていた37歳の福嶋晃子だが、この日は一転して低空飛行となってしまった。前半の6番、7番で連続ボギーを叩くと、後半もプレーに精彩を欠いて4ボギー(1バーディ)の3オーバー75。それでも通算3アンダーに踏みとどまり、最終日はトップの不動と5ストローク差の8位タイから巻き返しを図る。
上位陣は、ともに68-69と2日連続60台をマークした川原由維とイ・ジウ(韓)が通算7アンダー2位タイ。通算6アンダー単独4位に一ノ瀬優希が続き、通算4アンダー5位タイに馬場ゆかり、竹末裕美、下村真由美の3人がつけている。その他、古閑美保(通算1アンダー21位タイ)、服部真夕(通算イーブンパー29位タイ)、飯島茜(通算1オーバー35位タイ)らが決勝ラウンド進出を決めた。