B.ランガーがシニア初メジャー王手! 渡辺37位タイ、加瀬41位タイ
米チャンピオンズツアーの賞金王ベルンハルト・ランガー(独)がシニア転向して以来初のメジャー制覇に王手をかけた。
同ツアーの今季メジャー第2戦、全英シニアオープン(スコットランド、カーヌスティGL)は現地時間24日に第3ラウンドの競技を行い、首位タイからスタートしたマスターズ2勝のランガーが安定したゴルフで2アンダー69をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、2位のコリー・ペイビン(米)に3打差をつけトーナメントをリードした。通算2アンダー3位タイにフレッド・ファンク(米)、ジェイドン・ブレイク(米)、ジェイ・ハース(米)、ラリー・マイズ(米)、イアン・ウーズナム(ウェールズ)らが実力者が続いている。
最終18番でバンカーにつかまりパーセーブを逃したものの、この日ランガーがボギーを叩いたのはそのホールだけ。「全体として良いゴルフを続けられている。安定感もあるし、トラブルを避けながらプレーできた」と納得の表情を見せながら、「でも2つだけミスを犯している」と反省も忘れていない。
「1つ目(のミス)が14番の3パット。ショットが良かっただけにあそこはきっちりパットを決めておかなければならなかった。そして2つ目が18番のティーショット。クラブ選択のミスだった」と解説した上で、「このコースはとてもタフだから、こうしてリードできていることが嬉しい。明日も良いプレーをしてトロフィーを掲げたい」とシニアでのメジャー初Vに意欲を見せた。
また、日本勢では渡辺司が1オーバー72にスコアをまとめ、通算7オーバーで前日の46位タイから37位タイへ順位を上げた。一方、加瀬秀樹はバーディを1つしか奪えず3オーバー74を叩き、通算8オーバー41位タイに後退。他に奥田靖己、芹澤信雄、高見和弘、友利勝良の各選手が出場していたが、すでに予選で姿を消している。なお、青木功は第1ラウンド終了後、スコアの過少申告により失格となっている。