尾崎、メジャー初日に好発進! B.ボウガンが単独首位
前週の全英シニアオープンに続く米チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦、全米シニアオープン(ワシントン州、サハリーCC)が現地時間29日に開幕。第1ラウンドでは、4アンダー66をマークしたブルース・ボウガン(米)が単独トップに立ち、ローレン・ロバーツ(米)、アマチュアのティム・ジャクソン(米)が2打差の2位タイに並ぶなか、日本の尾崎直道が大健闘を見せた。
尾崎は3バーディ、2ボギーの1アンダー69で回り、前週の全英シニアオープンを制したベルンハルト・ランガー(独)、シニアルーキーのマーク・カルカベッキア(米)、トム・レーマン(米)らと共に4位タイと絶好のポジションからのスタート。
この日の尾崎はティーショットが定まらず、パー3を除く14ホールでフェアウェイをキープしたのは5ホールだけ。しかしアプローチ&パットのショートゲームが冴えて難コースの攻略に成功した。イーブンパー70で9位タイにつけたトム・ワトソン(米)が「(全英シニアからの強行日程で)時差ボケもあり調子が出なかった。体がついていかない」と嘆く中、今大会だけに照準を定めていた尾崎が好スタートを結果に繋げるべく、明日以降も上位争いを繰り広げるつもりだ。
一方、ティーショットが絶好調だった首位のボウガンは「今日はドライバーが冴えていた。ほとんどのホールでフェアウェイをキープ出来たからゴルフの組み立てが楽だった」と納得の表情。しかし「優勝は?」と問われると「まだ初日が終わったばかり。優勝をうんぬんするのは早過ぎる。これからどんなトラブルが待っているかわからない」と気を引き締めていた。
なお、もう1人の日本勢、渡辺司はなかなかバーディが奪えず、5オーバー75を叩き55位タイと出遅れた。(STATS-AP)