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全米プロ帰りの藤田が34位タイ発進 ルーキー薗田は出遅れ

更新日:2022/10/26 00:57
全米プロ帰りの藤田が34位タイ発進 ルーキー薗田は出遅れ

 

 国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権は19日、京都府の田辺カントリー倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。昨季賞金ランク1位の石川遼、2位の池田勇太が前週全米プロゴルフ選手権に出場した影響で欠場している今大会、同じく全米プロ帰りの前年覇者・藤田寛之に注目が集まったが、1オーバー71で34位タイ発進とスタートダッシュを決めることはできなかった。単独首位に立ったのは5アンダー65で回った山下和宏。1打差の単独2位に貞方章男が続いている。

 午前から気温30度以上という猛暑の中、正午過ぎに1番ティーからスタートした藤田はいきなり3連続バーディと絶好のスタートを切る。さらにコース最長600ヤードの5番パー5でこの日4つ目のバーディ奪取。序盤のバーディラッシュで一気に単独トップに浮上する。ところが続く6番、7番を連続ボギーとすると、後半の11番から再び連続ボギーを叩きリーダーボードを急降下。結局4バーディの後に5ボギーとスコアを崩し、オーバーパーで初日のプレーを終えることになった。

 今季ここまで賞金ランク首位に立つ藤田だが、7月中旬の全英オープンから国内ツアーの北海道シリーズまで3連戦予選落ち。8月に入り米ツアーに参戦するも、ターニング・ストーン・リゾート選手権、前週の全米プロともに決勝ラウンドへ進出できず。ディフェンディング・チャンピオンとして臨む今大会で出場6試合ぶりの予選突破なるか、藤田の第2ラウンドには要注目だ。

 また、今年6月のミズノオープンよみうりクラシックでプロ初優勝を飾ったルーキーの薗田峻輔は、インスタートの13番パー4でまさかのトリプルボギー。その後16番から2連続バーディ、後半最初の1番でもバーディを奪いイーブンに戻すものの、そこから3つのボギーを叩き3オーバー73でホールアウト。初日はトップに8打差の72位タイと大きく出遅れてしまった。プロ1年目でのシーズン2勝はあの石川さえも達成できず、それどころか1999年のJGTO(日本ゴルフツアー機構)創立以降は誰一人成し遂げていない。国内男子ツアーで18歳の石川ばかりが取り上げられる中、同じ杉並学院高校の先輩である20歳の薗田に期待がかかる。

 その他、地元・京都出身の平塚哲二が2アンダー68で6位タイの好スタート。谷口徹は1アンダー69で回り宮本勝昌と並び13位タイ、前戦サン・クロレラ クラシックで優勝した高山忠洋は1オーバー71で34位タイ、ベテランの丸山茂樹は5オーバー75で102位タイと下位に沈んでいる。

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