単独トップの藍、最終日は韓国勢と同門対決!
オレゴン州のパンプキン・リッジGCを舞台に開催されている米女子ツアーのセーフウェイ・クラシックは予選ラウンドを終了し、宮里藍が単独トップに立っている。
現地時間21日に行われた第2ラウンドで宮里は7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、通算11アンダーまでスコア伸ばしてトーナメントをリードした。3打差の2位タイにこの日8アンダー64のチャージを見せたキム・ソンヒ、さらにナ・エン・チョイの韓国勢2人が続き、通算7アンダー4位タイに世界ランク2位の宮里と熾烈なNo.1争いを繰り広げている現世界ランク1位のクリスティ・カー(米)、同3位の申智愛(韓)がつけている。
初日から首位の座を守る宮里のメンタルコーチといえば、18ホール全てバーディを奪いスコア54を目指す『ビジョン54』を主宰するピア・ニールソン女史とリン・マリオット女史であることは周知の事実。「目の前の一打に集中する」という宮里のプレースタイルは、この両女史のアドバイスによって確立されたものだ。
そして、この日2位タイに浮上したキムとチョイの韓国勢2人も両女史に師事しており、宮里とは同門なのである。自らの限界を打ち破るメンタル面のノウハウをコーチから伝授された宮里、キム、チョイの同門トリオが凌ぎを削る最終ラウンド。果たして勝負の行方はいかに…?
一方、初日4アンダー68で回り4位タイの好発進を切っていた上田桃子は、6つバーディを奪いながら最終18番でダブルボギーを叩くなど出入りの激しいゴルフ。1アンダー71とスコアを伸ばしきれず、通算5アンダーでスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、テレサ・ルー(台)らと並び10位タイに後退した。また、初日77位タイの宮里美香は3連続を含む5バーディ(2ボギー)を奪う快調なゴルフで3アンダー69にスコアをまとめ、通算イーブンパー29位タイで予選通過を決めている。
なお、ディフェンディング・チャンピオンのM.J.ハー(韓)はカットラインに1打足りず予選落ち。また、この日上位でホールアウトしたベテランのジュリー・インクスター(米)だが、ラウンド中にクラブに重りをつけて素振りしたことが発覚し、規定違反により失格となった。