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M.クーチャーが今季初優勝 タイガー尻上がり12位タイ

更新日:2010/08/30 12:18
M.クーチャーが今季初優勝 タイガー尻上がり12位タイ
米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズで通算7アンダー12位タイに入ったタイガー。同シリーズ第2戦のドイツ銀行選手権へ進出することが決まった。 (写真提供:AP Images)

 

 フェデックスカップポイントランク上位125名のみに出場が許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズ(ニュージャージー州、リッジ・ウッドCC)は現地時間29日に最終ラウンドの競技を終了。今秋の欧米対抗戦ライダーカップに初出場が決まっているマット・クーチャー(米)がマーティン・レアード(スコットランド)をプレーオフで下し、今季初優勝を飾るとともにフェデックスカップポイントランク1位に躍進した。

「これを沈めれば優勝」というパットをレアードが最終18ホールで外したことで、通算12アンダーで並んだクーチャーとレアードによるプレーオフが決定。迎えた1ホール目、ともにフェアウェイを外し、左のラフから7番アイアンでグリーンを狙ったクーチャーの会心の1打は、まるで測ったかのようにグリーン奥に着地すると、カップに向かって鮮やかな弧を描きピンそば50センチにピタリ。サドンデス1ホール目で難なくバーディを奪ったクーチャーが、このホールをパーとしたレアードを振りきってツアー通算3勝目を挙げた。

 上位陣は、通算10アンダー3位タイにスティーブ・ストリッカー(米)とケビン・ストリールマン(米)が続き、この日7アンダー64のチャージを見せたローリー・サバティーニ(南ア)が通算9アンダーまで伸ばし、ジェイソン・デイ(豪)、ボーン・テイラー(米)、ライアン・オニール(米)と並び5位タイに食い込んだ。最終ラウンドで2位タイからの逆転が期待されたダスティン・ジョンソン(米)はスコアを1つ落とし、通算8アンダー9位タイに終わっている。

 また、初日首位タイ発進から徐々に後退し28位タイで最終日を迎えたタイガー・ウッズ(米)は尻上がりに調子を上げた。この日のラウンド、好調なショットにパットが噛み合い5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。前日より16ランクアップの通算7アンダー12位タイで4日間の競技を終えた。「もし昨日、今日くらいパットが入っていたら優勝争いに加われたかもしれない。優勝はそう遠くない。でもショットに関してはスコアを落とした昨日の方が良かった」と冷静に振り返ったタイガーだが、フェデックスカップポイントランクでは65位に浮上。同ランク100位までが出場できる次週のプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権への出場権利を手にしている。

 一方、今大会好調なゴルフを続けていた今田竜二だが、最終ラウンドは得意のパットが決まらず1バーディ、3ボギーの2オーバー73。前日の11位から27位タイまで順位を下げての終戦となった。それでも、フェデックスカップポイントランクでは大会前の107位から73位にジャンプアップ。タイガーと同じく次週のドイツ銀行選手権へ進出できることになった。

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