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飯島茜がプレーオフ制して今季2勝目!

更新日:2022/10/26 00:57
飯島茜がプレーオフ制して今季2勝目!

 

 国内女子ツアーのゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントは5日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を行い、3日間54ホールを終え通算12アンダーで並んだ飯島茜と上原彩子の2人がプレーオフへ突入。サドンデス2ホール目でバーディを奪った飯島が上原を振りきり、6月のサントリーレディスオープンゴルフトーナメントに続く今季2勝目を挙げた。

 最終日の優勝争いは最後まで誰が勝つか分からない大混戦だった。この日最終組で回る飯島が後半13番を終えた時点で通算12アンダー単独トップ。1打差の2位タイに同じ最終組の上原と、序盤からバーディラッシュで浮上してきた若林舞衣子が続き、トップから通算8アンダーまでの4打差に8人がひしめき合う状態。そんな中、16番で飯島が3メートルのバーディパットを決めて通算13アンダー。このホールをボギーとした上原に2打差をつける。ところが、直後の17番では上原が3メートルのバーディパットをねじ込み、それを見た飯島がボギー。2つ前の組で回る若林が通算11アンダーでホールアウトした後、通算12アンダーで並ぶ飯島と上原が最終18番をともにパーで上がり、勝負の行方はプレーオフの戦いへと委ねられる。

 18番パー4で行われたプレーオフ1ホール目は2人ともパー。同じく18番で迎えた2ホール目、上原がティーショットを左のバンカーに打ち込み痛恨の4オンを喫したのに対し、飯島は第2打を2.5メートルに寄せる。このウイニングパットをカップのど真ん中から沈めた飯島が、2007年に続く2度目のゴルフ5レディス制覇、ツアー通算6勝目を飾った。「上原選手がもの凄く良いプレーをしていたので、勝てて本当に嬉しいです。これからも女子プロゴルフ界を盛り上げます!」と力強く宣言。今季の国内女子ツアーは半数近くの大会で韓国選手など海外勢に優勝をさらわれているだけに、今回優勝した飯島も含め日本選手のますますの奮起に期待がかかる。

 一方、前日コースレコードを更新する『63』をたたき出し単独首位で最終日を迎えた上原にとっては悔やしい敗戦。それでも、今季2度目の単独2位に入り賞金ランクでは15位に浮上した。また、大会連覇と今季初優勝を狙ったディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶは通算8アンダー7位タイ。同じ7位タイに高校3年生のアマチュア青木瀬令奈が食い込み、左ひじの故障から約1年ぶりにツアー復帰した大山志保は通算7アンダー9位タイで3日間の競技を終えている。

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