23歳J.パリー、逃げ切りVで初優勝!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/09/27 09:43
欧州ツアーの新規大会、ビベンディ・カップ(仏、ゴルフ・ド・ジョイエンバル)は現地時間26日に最終ラウンドの競技を終了。2日目からトップに立っていた23歳のルーキー、ジョン・パリー(英)が4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、通算17アンダーで逃げ切り嬉しいツアー初勝利を飾った。2打差の2位に初日『61』と爆発したヨハン・エドワース(スウェーデン)が食い込み、通算14アンダー3位タイにソーレン・ケルドセン(デンマーク)、ヤルモ・サンデリン(スウェーデン)、フランソワ・デルモンターニュ(仏)、マーク・F・ハーストラプ(デンマーク)らが入っている。
前週までのベストフィニッシュが9位。賞金ランクも116位と上位115人までに与えられる来季のシード権ぎりぎりのところで戦っていたパリー。だが今回の優勝で賞金ランク66位に浮上し、何の心配もなくシーズン終盤戦へと臨むことができる。「緊張していたので自分の感情をコントロールするのに気を使った。でも良い集中力を保ちながらプレーすることができた。目標の通算20アンダーには届かなかったけど、それにはもう少しパットが決まらないとね。でも勝てたんだから満足だよ」と、冷静にこの日のラウンドを振り返った。念願のツアー初優勝は、本人にとって「早く勝たなければならない、という最も大きなプレッシャーを取り除いてくれた」のだとか。新たなスター候補の誕生で今後ヨーロッパが益々活気づくに違いない。
なお、前日まで42位タイと低迷していたパドレイ・ハリントン(アイルランド)がこの日のベストスコアとなる8アンダー64をマークし、通算13アンダー8位タイに順位を上げ4日間の競技を終えている。