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宮里藍、5年ぶり“日本一”へ10位タイスタート!

更新日:2011/02/10 15:52
宮里藍、5年ぶり“日本一”へ10位タイスタート!
日本女子オープンゴルフ選手権競技、第1ラウンド。宮里藍は降雨に苦しみながらもイーブンパー72で回り、トップと4打差10位タイにつけた。 (写真撮影:ISM)

 

 世界ランキング1位の宮里藍が、5年ぶりとなる女子ゴルファー“日本一”の栄冠へ向けまずまずのスタートを切った。

 国内女子ツアーの今季公式戦第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技(茨城・大利根カントリークラブ 東コース)が30日に開幕。早朝から降りしきる冷たい雨の中で行われた第1ラウンド、沖縄出身の上原彩子と宮里美香がともに4アンダー68で回り首位タイに立つ中、沖縄の大先輩・宮里藍は我慢のゴルフでイーブンパー72にスコアをまとめ10位タイ発進となった。

 午前11時40分に1番ティーからスタートした宮里藍は、序盤の4番まで「根が長くて本当に難しい」と警戒するラフに苦しむものの、なんとかパープレーで凌ぐ展開。迎えた5番パー4、ティーショットでようやくフィアウェイをとらえ2打目をピン手前2メートルに寄せると、パットも確実に沈めこの日初バーディを奪う。しかし、強まる雨と深いラフに前半なかなかチャンスにつけられず、フロントナインを1アンダーで折り返す。

 ハーフターン直後の10番パー4、ティーショットを林に打ち込み4オンの大ピンチ。ここで5メートルの難しいラインを読み切りボギーをセーブしたが、直後の11番でもボギーを叩きオーバーパーへ。ところが米女子ツアーで幾多の激戦を経験してきた現世界ランクNo.1はまったく動じない。13番パー5で今度は5メートルのバーディパットを沈めすぐさまイーブンに戻すと、国内メジャー特有のクセのあるセッティングが続く上がり5ホールを無難にパーでまとめ、トップ2人に4打差とまずまずの位置で初日のプレーを終えた。

 ホールアウト後、開口一番「今日は耐えた1日」と振り返った宮里藍。「ショットのタイミングが合わず苦労したけど、パッティングに助けられた。ナイスパーセーブが何度もあって良い流れがキープできた。明日以降も精神状態をフラットに保ちながらプレーしたい」と、2005年以来となる日本女子オープン制覇を目指し最後まで“藍スタイル”を貫く心積もりだ。

 その他上位陣は、李知姫(韓)が3アンダー69をマークして単独3位、有村智恵と不動裕理が2アンダー70で4位タイに続き、今季海外メジャー2勝のヤニ・チェン(台)ら4人が1アンダー71で6位タイ。また、昨季賞金女王の横峯さくらは諸見里しのぶ、馬場ゆかり、川原由維などと並び1オーバー73で16位タイにつけている。

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