今田竜二が6アンダーで久々の好スタート!
今田竜二がツアー通算2勝目に向けて最高のスタートを切った。
米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦、フライズ・ドットコム・オープン(カリフォルニア州、コードベールGC)は現地時間14日に第1ラウンドを行ったが、全選手ホールアウトできずに日没サスペンデッドが決定。そんな中、今田はノーボギーの6アンダー65でホールアウトし、首位のロッコ・メディエート(米)に1打差の暫定2位タイにつけた。
2008年のAT&Tクラシックで念願のツアー初優勝を飾った今田だが、肋骨の故障などもありその後の成績は今ひとつ。今季もトップ10入りはシーズン序盤のファーマーズ・インシュランス・オープン(9位タイ)とアーノルド・パーマー招待(7位タイ)の2回だけで、夏場以降は予選落ちのほうが多い有様だ。賞金ランキングでも110位と来季のシード権すら危ぶまれる位置。「肋骨に小さなひびが入っていて、あまり練習できなかった」と振り返る今田。「もし5年、10年と安心できる状態であれば、1年休んで元気になって戻ってくることができる。でもゴルフでは1ショット1ショットが大切だから」と苦しかった日々について口にした。現状も決して万全ではないが、ゴルフを楽しむことを心がけて土壇場でチャンスをつかみたいところだ。
首位のメディエートは、この日パー35のフロントナインで6アンダー『29』と爆発。3番パー3ではホールインワンも達成した。2008年全米オープンでタイガー・ウッズ(米)と19ホールに及ぶプレーオフの死闘を演じて一躍話題となったが、それ以降はツアーでも苦戦続き。今季の賞金ランクも182位。すでに47歳になっているベテランは、シーズン終了までに賞金ランク125位以内に入れなければQスクール行きも覚悟しているだけに、ここで結果が出せれば最高だ。
また、2001年全英オープン王者でスランプからの脱出に必死なデビッド・デュバル(米)は、3アンダー68で回り暫定14位タイとまずますのスタート。こちらも現在賞金ランク109位とあって、残り3日間死に物狂いの戦いが続く。なお、21歳の注目の若手リッキー・ファウラー(米)は2アンダー69で暫定24位タイにつけている。