P.マーティン奪首! ムービングデーに好スコア続出
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/17 09:39
欧州ツアーのポルトガル・マスターズ(ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC)は現地時間16日、第3ラウンドの競技を終了。ムービングデーに爆発的スコアが続出する中、5位タイスタートのパブロ・マーティン(スペイン)が長打力を生かし2イーグル、6バーディ(1ボギー)を奪い9アンダー63をマーク。通算18アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに躍り出た。
3打差の2位タイには、この日1ラウンドでのバーディ数のツアーレコードに並ぶ12バーディ(1ボギー)の猛チャージで11アンダー61のキャリアベストをたたき出したイェッペ・ハルダール(デンマーク)と、オリバー・ウィルソン(英)が続いたが、前日首位のマーティン・ラフィーバー(オランダ)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算13アンダー6位タイに後退した。
マーティンはアマチュア時代の07年、並み居る強豪を抑え欧州ツアーで初優勝を達成。将来を大いに嘱望されたが、プロ入り以降は苦労が続き、昨季はちょうど今頃シード落ちの痛手を負っていた。だが今季はアルフレッド・ダンヒル選手権で3シーズンぶりに優勝。賞金シード(上位115位以内)が確実な87位につけ、ゆとりを持って今大会に挑むことができている。最終日に関して「カギは前半。後半はバーディホールが沢山あるが、いかに前半スコアを伸ばせるかが勝負の分かれ道」と語ったマーティン。後続と3打差で迎える最終日は序盤からエンジン全開で飛ばすつもりだ。