全米王者G.マクドウェルが単独トップ浮上
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/30 12:03
賞金ランクトップを快走するマーティン・カイマー(独)が低迷する中、同ランク2位の全米オープン王者グラエム・マクドウェル(北アイルランド)がリーダーボードの最上段に浮上した。
欧州ツアーのアンダルシア・バルデラマ・マスターズ(スペイン、クラブ・デ・ゴルフ・バルデラマ)は現地時間29日、第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイの好発進を切っていたマクドウェルが4アンダー67で回り通算7アンダーとし、同郷のギャラス・メイビン(北アイルランド)に2打差をつけ単独トップに躍り出た。通算3アンダー単独3位にニコラス・ファース(スウェーデン)が続き、地元期待のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算2アンダー4位タイ。一方、今年の全米プロチャンプでここ3試合連続優勝のカイマーは2バーディ、5ボギーの3オーバー74を叩き、初日の30位タイから通算4オーバー38位タイまで後退している。
トーナメントリーダーのマクドウェルは「フロントナインはあまり良いプレーができなかったけど、バックナインではチャンスが多くバーディを量産することができた」と後半4バーディを奪ったこの日のラウンドを振り返った。「ここバルデラマでは我慢強いゴルフをしなければならない。マーティン(カイマー)は彼らしいゴルフができないでいるが、その実力を持ってすれば週末きっと盛り返してくるはず。私は自分のプレーに集中してベストを尽くさなければ」と気を引き締めている。
目下カイマーには90万ユーロ(約1億円)の差をつけられ賞金ランク2位のマクドウェルだが、今大会に勝てば50万ユーロ(約6,000万円)を獲得し一気に差を詰めることができる。メジャーチャンピオン同士の駆け引きが決勝ラウンドでの見どころの1つになりそうだ。