欧州勢が席巻するシーズン終盤
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/11/09 13:11
米男子ツアーの2010年シーズンは終盤に入り、欧州勢の強さが際立っている。
名誉をかけた欧米決戦ライダーカップで激戦を制したことはもちろんだが、長い間タイガー・ウッズ(米)がキープしていた世界ランキングNo.1の座もリー・ウェストウッド(英)が奪取。ウェストウッド以外にもトップ10にはマーティン・カイマー(独/3位)、ポール・ケイシー(英/7位)、ルーク・ドナルド(英/8位)、ローリー・マッキルロイ(北アイルランド/9位)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド/10位)の5人が腰を据えており、米国勢はすっかり押され気味だ。
また、先週上海で行われたWGC-HSBCチャンピオンズでも、欧州の次代を担う一人と目されるフランセスコ・モリナリ(伊)が優勝。「僕は欧州ツアーのメンバーだし、そのことを誇りに思っている。今は欧州ツアーにとって素晴らしい時。それに貢献できて本当にうれしいよ。正直なところ、アメリカに行くことを今は考えていない。欧州ツアーでの優勝を考えている」と話したモリナリ。欧州ツアーの層が厚くなっており、選手が育っていることを身をもって証明してみせた。
欧州ツアーは、最終戦であるドバイ世界選手権まで残り3戦。この勢いでクライマックスまで突き進みそうだ。(STATS-AP)