佐伯が5アンダー首位発進! さくら1打差追走
国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメントは12日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。佐伯三貴が9バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら5アンダー67で単独首位に立ち、ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらが1打差の単独2位で追う展開となった。
前週ミズノクラシックで上位を海外勢に独占される中、佐伯は日本勢最高の4位。「外国人選手がいなかったら優勝してたのに…」と冗談交じりに語っていたが、今大会でも好調をキープしながらの首位発進だ。特に後半は3連続を含む5バーディを奪い、5アンダー67でホールアウトした時点では後続に3打差をつけていた。
それを追い上げたのが大会連覇を狙う横峯。前半を4バーディ、1ボギーの3アンダーで折り返し一時は佐伯と並びトップタイに立っていたが、後半12番でボギーを叩き一歩後退。ところが、直後の13番、さらに15番と2つのロングホールで確実にバーディを取り返し、佐伯に1打差まで迫る4アンダー68で第1ラウンドを終えた。
現在の賞金ランクではアン・ソンジュ(韓)が1億2,649万円でトップを独走。横峯は約3,300万円差の2位につけている。仮にアンが今大会で優勝した場合、横峯が単独3位以下になった時点で今季賞金女王が決定。そのアンはこの日1アンダー71で回り6位タイとまずまずの位置につけている。賞金女王争いに望みをつなぐためにも、横峯はなんとしても連覇を果たし優勝賞金1,620万円を獲得したいところだ。
上位陣は、首位の佐伯から3打差の3位タイに朴仁妃、金ナリ、イ・ナリの韓国勢3人。1アンダー71の6位タイにアンのほか服部真夕、中田美枝、茂木宏美らが続いている。その他、上田桃子は1オーバー73で22位タイ。有村智恵は4オーバー76で53位タイと出遅れた。