遼、8年ぶりの日本人優勝に燃える!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/11/17 11:58
2年連続賞金王タイトル獲得に燃える石川遼が、18日に開幕する国内男子ツアーのダンロップフェニックス(宮崎、フェニックスカントリークラブ)で、現在賞金ランキングでトップを走る金庚泰(韓)を捕まえに行く。
賞金総額2億円、優勝賞金4,000万円というビッグプライズが売り物の同大会に臨む石川は、現在賞金ランク2位。金庚泰との差は約1,300万円とあって、勝てば十分に逆転できる。それだけに気合も入っており、不安を抱える腰痛の対策にも余念がない。練習場では利き手ではないレフティー用の9番アイアンを取り出し素振りを繰り返したのちに、約15分間ボールを打ち続けた。
片山晋呉に代表されるように、体のバランスを整えるため左打ちで素振りをしたり、ボールを打つ選手は多い。石川も昨年、契約メーカーに左打ち用クラブを作ってもらっていた。そして、1か月半前のコカ・コーラ東海クラシックで腰痛に苦んだこともあり、体のバランス修正のため倉庫にしまったままだったそのクラブをついに解禁。練習場ではダフったり、トップしたり、シャンクしたりしながらも、笑顔は絶やさなかった。
世界のトッププレーヤーが集う大会だけに、日本人で勝った選手は数少ない。最後の優勝が2002年の横尾要だが、それについて石川は「日本人として悔しい。今季3勝を挙げたっていう気持ちを持って優勝争いしたい」とコメント。今年はベテランのトム・ワトソン(米)、ディフェンディングチャンピオンのエドアルド・モリナリ(伊)などが顔を揃えるが、逆転賞金王を期す石川が日の丸を背に優勝を狙う。