さくら、痛恨の上がり連続ボギー 16位タイで最終日へ
国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープンは20日、愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山を舞台に第2ラウンドの競技を行い、11位タイからスタートした横峯さくらが5バーディを奪いながらも後半に3ボギーを叩き2アンダー70でホールアウト。通算4アンダーとスコアを伸ばしたが、首位タイのタミー・ダーディン(豪)、馬場ゆかりの2人に6打差の16位タイとわずかに順位を下げ、勝負の最終日を迎えることになった。
横峯は序盤の2番でバーディを先行させると、5番、8番でもバーディを重ね、ボギーなしの3バーディと安定したゴルフで前半を折り返す。この時点でトップに1打差まで迫り首位争いに加わるかと思われたが、後半11番でバーディを奪ってから突如足踏み。上位陣がバーディ合戦を繰り広げスコアを伸ばす中、13番でこの日初ボギーを叩き一歩後退。その後16番でバーディを取り返すも17番で再びボギー。さらに難関の最終18番で痛恨の上がり2連続ボギーを喫し、首位争いどころかトップ10圏外まで順位を落としてしまった。
一方、第2ラウンドを横峯と同組で回った賞金ランクトップのアン・ソンジュ(韓)も4バーディ、3ボギーの1アンダー71止まり。通算3アンダー20位タイと横峯を1ストローク追う形となっている。現在、賞金ランク2位の横峯とアンとの賞金差は約3,500万円。横峯にとっては優勝賞金1,800万円の今大会と、優勝賞金2,500万円のシーズン最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで2連勝しなければ逆転の可能性はない。つまり、今大会で横峯が優勝を逃して時点でアンの賞金女王が確定。トップと6打差で迎える最終日、横峯は逆転Vで賞金女王へ望みをつなげることができるのか…?
上位陣は、ダーディンと馬場が通算10アンダーで首位タイ。1打差の3位で上原彩子、2打差の4位で全美貞(韓)が続いている。その他、2大会ぶりのツアー出場となる諸見里しのぶが有村智恵らと並び通算5アンダー8位タイにつけ、上田桃子は通算11オーバーに沈み予選落ちとなっている。