I.ポルター首位キープ! 市原が31位タイ浮上
前日トップに躍り出たイアン・ポルター(英)が3日間ボギーなしの快調なゴルフでスコアを伸ばし、今季2勝目に向けリードを広げた。
欧州ツアーのUBS香港オープン(香港GC)は現地時間20日に第3ラウンドの競技を行い、後続に1打差の単独首位から出たポルターがノーボギーの6アンダー64をマーク。「スタートダッシュがコース攻略には絶対に必要」と語っていた通り、序盤の2番でバーディ、3番でイーグルを並べ他を圧倒すると、中盤パーが続くも上がり2連続バーディを奪いホールアウト。通算19アンダーまでスコアを伸ばし、2位の全米オープン王者グレアム・マクドウェル(北アイルランド)に2打差をつけ今年2月のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権以来となる優勝に王手をかけた。
通算16アンダー単独3位でサイモン・ダイソン(英)が続き、この大会2年連続2位フィニッシュの21歳ローリー・マッキルロイ(北アイルランド)がアンソニー・カン(米)と並び通算15アンダーで4位タイにつけている。
「グレアム(マクドウェル)とサイモン(ダイソン)が強烈に追い上げて来たからヒヤヒヤした。中盤チャンスにパットが決まらずフラストレーションが溜まる場面もあったけど、連続バーディで締めくくれたのは大きなアドバンテージだね」と首位の座を守ったポルター。勝てば賞金王のチャンスが広がるマクドウェル(現在賞金ランク2位)や、2年連続V逸のリベンジを誓うマッキルロイらヨーロッパを代表する強豪相手に、石川遼の憧れの選手でもあるポルターが2ストロークのアドバンテージを守り切ることは出来るのだろうか。
一方、日本勢で唯一予選を突破した市原弘大がムービングデーに健闘。出だしの1番でボギーを叩くも2番ですかさずバーディを奪い返すと、最終ホールを含めトータル5つのバーディを量産。第3ラウンドで4アンダー66とスコアを伸ばし、前日の57位タイかっら通算6アンダー31位タイへ大きく順位を上げている。