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“あの夜”から1年、タイガースキャンダルを振り返る

更新日:2010/11/27 12:40
“あの夜”から1年、タイガースキャンダルを振り返る

 

「タイガーが交通事故で重体!」というセンセーショナルなニュースが飛び込んで来たのはちょうど1年前(現地時間2009年11月27日)のことだった。自宅近くの消火栓に衝突し愛車を大破させた事故が、まさかタイガー・ウッズ(米)の運命を狂わす一連の不倫スキャンダルの発端になろうとは。あれから1年が経ち、本人、そして同じ舞台で戦う選手たちは何を思うのか…?

「正直彼はよくやっていると思う。人生で最も辛く厳しい時に、進むべき道を見つけて困難を乗り越えてきたんだから尊敬するよ。今はゴルファーとしての自信を少し失っているだけ。これからもちろん優勝するだろうし、メジャーにもきっと勝つ。それだけの資質を持ったゴルファーだからね」(アーニー・エルス/南ア)

「あの一件で彼も自分たちと同じように“人間”だったんだ、ということを痛感させられた」(リー・ウェストウッド/英)

「我々が想像する以上に、本人は苦しい時期を過ごしてきたんだと思う。大変だっただろうね」(スチュワート・シンク/米)

 当事者のタイガーはこう語る。「またサンクスギビング(11月末にある米国の祝日、昨年はその夜に事故を起こした)がやって来る。我々は曲がり角を曲がりながら、新たなページをめくっていくんだ。常に前を向いて進まなければならない…」

 不倫騒動、家族との別離、コーチとの決別、故障、シーズン未勝利。タイガーにとって2010年はまさに苦難の連続だった。だが「自分を偽っていた昔より今の自分の方が好き」という彼の今後に期待する声は大きい。タイガー完全復活のシナリオは水面下で着々と進行しているのかもしれない。

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