山本亜香里が優勝! 井芹&綾田4位タイ LPGA新人戦
更新日:2010/12/10 15:33
掲載日:2010/12/10 15:21
国内女子ツアーのLPGA新人戦加賀電子カップは10日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に1打差の首位タイからスタートした山本亜香里が2オーバー74とスコアを落としたものの、通算イーブンパーで逃げきり見事に優勝。2010年の女子プロゴルファー“新人No.1”の栄冠に輝いた。1打差の2位に小竹莉乃、2打差の3位に菊地明砂美が入っている。
また、今年のプロテストでトップ合格を果たした井芹美保子、今季ツアー競技のヤマハレディースオープン葛城と日医工女子オープンゴルフトーナメントで優勝争いを演じた注目のルーキー綾田紘子、今年のフジサンケイレディスクラシックでローアマに輝いた酒井美紀の3人が通算4オーバーで4位タイ。初日に山本と並び首位タイ発進の遠藤冴子はこの日7オーバー79と崩れ、通算5オーバーの7位に終わった。
LPGA新人戦加賀電子カップは、96年初代優勝者の不動裕理を筆頭に横峯さくら(04年優勝)や上田桃子(05年優勝)など、現在の女子ゴルフ界をけん引するトップ選手を多数輩出している大会。今年は2010年度LPGAプロテスト(7月27〜29日/千葉・キングフィールズGC)に合格した23名が出場していた。
ちなみに、上位20位タイまでの選手に女子プロゴルファーの資格を与えられるLPGAプロテストだが、今大会で優勝した山本は5か月前のプロテストで19位タイとラインぎりぎりでの合格。まさに“薄氷”のプロテストから一気に新人No.1の座に駆け上がった23歳には、来季の更なる飛躍が期待される。