H.マハンが逆転V! 今田は14位タイで終戦
米男子ツアーの西海岸シリーズ最終戦ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン(アリゾナ州TPCスコッツデール)は現地時間2月28日、最終ラウンドの競技を行い、この日6位タイからスタートしたハンター・マハン(米)が1イーグル、4バーディの6アンダー65をマーク。通算16アンダーとし、07年のトラベラーズ選手権以来およそ3年ぶりツアー2勝目を挙げた。
実はマハン、この日とんでもないアクシデントに見舞われていたことを打ち明ける。「2番ホールでドライバーが壊れてしまったんだ」。ここ2年使い続けていたエースドライバーの破損という何とも不吉な出来事に遭遇したが、予備のクラブで流れを途切らすことなく2日間ノーボギーの連続『65』で僅差の勝利をもぎ取った。
1打差の2位には注目のルーキー、リッキー・ファウラー(米)が食い込んだ。最終ホール、もしバーディならマハンとのプレーオフにもつれ込むところだったが、惜しくもパー。念願の初優勝にはあと一歩及ばなかった。後半1イーグル、4バーディの猛チャージをかけたY・E・ヤン(韓)も一時リーダーボードのトップに躍り出たが、17番で痛恨のボギー。通算14アンダー単独3位に終わっている。
また、前日トップのブラント・スネデカー(米)は序盤からボギーを連発し、上がり2ホールは何と連続ダブルボギー。7オーバー78と崩れ、通算 7アンダー43位タイに沈んだ。予選ラウンドをトップで駆け抜けたカミロ・ビジェガス(コロンビア)は2日連続イーブンパー71に終わり、通算11アンダー8位タイ。フィル・ミケルソンは最終日に4アンダー67をマークしたものの、通算9アンダー24位タイに終わっている。
一方、日本勢唯一出場の今田竜二は3バーディ、2ボギーの1アンダー70で回り、通算10アンダー14位タイでホールアウト。初日3位タイだったことを思うと物足りないが、トップ10なしに終わった昨季に比べると、すでにトップ10入り1回、今回が3度目のトップ15入りという戦績はシーズン序盤としては上々。今後の活躍が期待される。