異例の事態! ウェイ・ユンジェがタナボタで4年ぶりV!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/03/14 20:57
国内女子ツアーのヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは14日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了した。トップと3打差の9位タイからスタートした朴仁妃(韓)が8アンダー64と爆発し、通算12アンダーでフィニッシュ。後続に1打差をつけ優勝したはずだった。が、ホールアウト後にペナルティ(2打罰)の判定を下され、通算11アンダーで3日間を終えていたウェイ・ユンジェ(台)に4年ぶりの白星が転がり込んだ。
問題はスタートホールのグリーン上で起こった。パーパットを打つ間際に、朴のボールがコロリ。その原因を作ったとして、パーをセーブしていた1番パー4に2打罰が科された。そのため通算10アンダーにスコアが修正され、朴は中田美枝と並ぶ2位タイに甘んじた。
一方、タナボタ的な白星を飾ったウェイだったが、この日は朴に負けない力強いゴルフを披露していた。1番から3連続バーディを奪う最高の立ち上がりを見せると、その後も強気のパッティングを武器にバーディを量産。7バーディ、1ボギーの6アンダー66で勝利を呼び込んだ。「今日はパターのフィーリングが良かった。『いけるかな?』って思っていました」と久々の勝利に笑顔を弾かせた。
その他、ウェイと2打差の単独4位に今季好調の青山加織が入り、昨季女王の横峯さくらが通算8アンダーで北田瑠衣、飯島茜と並び5位タイ。前日までトーナメントをリードしていた森田理香子は、6アンダー66と追い上げた諸見里しのぶ、開幕戦優勝のアン・ソンジュ(韓)と同じ通算6アンダー10位タイでフィニッシュした。また上田桃子は通算3アンダー22位タイに終わっている。