P.ハリントン単独トップ! R.グーセン1差追走
メジャー初戦に向けパドレイ・ハリントン(アイルランド)が、順調な仕上がりをアピールした。
米男子ツアーのトランジションズ選手権(フロリダ州インニスブルック・リゾート)は現地時間19日、第2ラウンドの競技を終了。7バーディ(1ボギー)の猛攻を見せたハリントンが、通算8アンダーで初日の12位タイから単独トップに躍り出た。
1打差の2位タイにディフェンディング・チャンピオンのレティーフ・グーセン(南ア)、ジム・フューリック(米)、カール・ペターソン(スウェーデン)、ブッバ・ワトソン(米)が続き、通算6アンダー6位タイにスティーブ・ストリッカー(米)、スティーブ・エルキントン(豪)、ジェフ・マガート(米)のベテラン勢がつけている。
首位に浮上したハリントンは今大会初出場。今年も直前まで出場するかどうか迷っていた。というのも母国アイルランドの祭日セントパトリックスデーのお祝いに、今週の水曜日ホワイトハウスから招待を受けていたからだ。「試合に出るからには、きっちり練習して準備を整えておかなければならない」と常々考えているハリントンはホワイトハウスに行くのなら、試合には出ない方が良いのでは? と迷っていたのだとか。だが「折角のチャンスだから」と練習を休んでホワイトハウスに駆けつけ、フロリダに戻って試合本番に挑むことに。「リスクを犯したけれど、これまでのところは上手く行っている」と快調なプレーに満面の笑みを浮かべた。
後続には強豪が揃っている上「週末はピンポジションが難しくなるだろうから、このコースでの経験が少ない自分にとっては不利」と本人は決して楽観的ではない。だが難しいコースで底力を発揮することは過去メジャー3度の優勝で証明済み。今後ハリントンを中心に優勝争いが展開されることは間違いなさそうだ。
尚、この日13番パー3でジャスティン・レナード(米)がホールインワンを達成。今季8人目の快挙で前日の42位タイから18位タイ(通算3アンダー)に順位を上げた。