タイガー22位タイ発進も「満足している」
復活優勝を狙い今季初戦に臨んだタイガー・ウッズ(米)のシーズン初ラウンドは、意外にも静かな一日で幕を閉じた。
カリフォルニア州トリーパインズGCのサウス(SC)とノース(NC)両コースを舞台とした米男子ツアー、ファーマーズ・インシュランス・オープン第1ラウンド(現地時間27日)で、タイガーは好スコアが出やすいNCをプレーした。同組にはトリーパインズGCでの2008年全米オープンでプレーオフの死闘を演じた相手、ロッコ・メディエート(米)と、タイガーをお手本と仰ぐアンソニー・キム(米)。ビッグスコアをたたき出すお膳立ては整っていたはずだが、3バーディ、ノーボギーの3アンダー69でホールアウト。
ドライバーショットではこの日出場選手中3位の平均329ヤードをマークしながら、パー5のロングホールで1つもバーディを奪えず。首位のカン・スンホン(韓)に5打差の22位タイで初日のプレーを終えた。それでも「今日の自分のプレーぶりには満足しているよ。もう少し良いスコアを出せたかもしれないけど、今日はパー5をそれほど重要視しなかっただけさ」と余裕の表情で第1ラウンドを振り返ったタイガー。トリーパインズGCでの大会は目下5連勝中と得意としているだけに、残り3日間での追い上げに自信を見せてはいるが、タイガー見たさに駆けつけたギャラリーにとっては今ひとつの初日となったようだ。
対照的に、地元カリフォルニア州サンディエゴ出身で今週は自宅から通っているフィル・ミケルソン(米)は、SCを回り7バーディ、2ボギーの5アンダー67。首位に3打差の5位タイと好位置つけている。また、日本勢では今田竜二(NC)が5アンダー67でミケルソンと並び5位タイ、丸山茂樹(SC)は5オーバー77で145位タイと出遅れた。