タイガー、今季初戦は44位タイで終わる
更新日:2011/01/31 10:52
掲載日:2011/01/31 10:05
タイガー・ウッズ(米)の今季初戦はほろ苦い結果に終わった。
現地時間30日、タイガーが2008年全米オープンを含む過去7勝を挙げている得意のトリーパインズGC サウスC(カリフォルニア州)で行われた米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン最終ラウンド。24位タイから巻き返しを図ったタイガーだったが、2バーディ、5ボギーの3オーバー75とスコアを崩し通算1アンダー44位タイの下位に沈んだ。
「ラウンド前半は良いショットが打てていたんだが、徐々に悪いところが出始めた。練習場ではできていることも試合だと難しい。このコースは風も強いしグリーンも硬い。微妙な弾道のコントロールが必要なのだが、それができなかった」とタイガー。コーチのショーン・フォーリー氏と取り組んでいるスイング改造は「まだ進化の途中」だそうで、2人は試合中も毎晩電話で意見交換を行っていたのだとか。
「良いスコアをマークすることができなかった自分が言うのも何だが、今回のトリーパインズはセッティングが易しかった。例年よりピンポジションが簡単だったし、ティーグランドを前に出して距離を短くしているホールもあった。バーディ合戦のエキサイティングな展開にしたいという意図があったのだろうけど、あれには少々ショックだった」と今大会を振り返っていた。
その言葉の裏には「メジャー並みのセッティングなら自分が有利だった」という思いが込められていたのかもしれない。タイガーの次なる戦いの舞台は2週間後の欧州ツアー、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック。「良くなるためには練習しかない」という“元王者”の進化の過程を見守るしかない。