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47歳V.シンが急浮上 月曜決着の行方は…?

更新日:2022/10/26 00:57
47歳V.シンが急浮上 月曜決着の行方は…?

 

 大会初日からコース凍結の影響で順延が続いていた米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン(アリゾナ州、TPCスコッツデール)。4日間では全選手が最終ラウンドをホールアウトすることができず、決着は現地時間7日の月曜日に持ち越されることになった。

 現時点での暫定首位は、最終ラウンドの12ホールを終え通算18アンダーのマーク・ウィルソン(米)。2打差の暫定2位タイでジェイソン・ダフナー(米/14ホール終了)とトミー・ゲイニー(米/12ホール終了)が続き、最終ラウンドの18ホールを回り終えたビジェイ・シン(フィジー)も通算16アンダーで同じく暫定2位タイにつけている。

 この日優勝圏内まで順位を上げてきた47歳のシンは、第3ラウンド終了時点で通算11アンダーの12位タイ。首位と6打差の位置で最終ラウンドに入ると、前半8番までに4バーディを奪いリーダーボードをジワリと浮上する。9番、10番とハーフターンを挟み連続ボギーを叩いたものの、残り8ホールで3つのバーディを重ね5アンダー66の好スコアでホールアウト。暫定ながら10ランクアップとなる2位タイで72ホールの全競技を終えた。

 2打リードでプレー途中の選手が1人、同スコアも2人いるという状況だが、こうした場合は先に上位で誰かがホールアウトすると、その影響が後続組に出やすい傾向にある。通算16アンダーのシンは優勝にはやや手が届かないと思われるスコアながら、翌日の優勝争いに大きな影響を与える怖い存在となったことは間違いない。

 メジャー3勝を含む米ツアー通算34勝。“練習の鬼”と呼ばれ恐ろしいほどの体力を誇った男も、40代後半となった近年ではパワーダウン。2008年9月のドイツ銀行選手権を最後に優勝から遠ざかっているが、今年は大寒波に見舞われ混乱が続くフェニックス・オープンで健在ぶりをアピールし、ライバルたちに重圧をかけている。

 なお、日本勢で唯一出場の今田竜二は通算13アンダー暫定14タイで最終ラウンドの競技を終了した。

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