遼、暫定111位タイで予選通過に赤信号
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州、リビエラCC)は現地時間18日、日没サスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、天候の悪化もあり2日連続での日没順延が決定。そんな中、今季米ツアー初出場の石川遼は第2ラウンドの16ホール目まで消化し、通算7オーバーの暫定111位タイ。現時点でのカットラインが通算3オーバーに設定されているため、石川の予選通過はかなり厳しい状況となっている。
前日の第1ラウンドで5オーバー76を叩き、第2ラウンドは125位タイと下位からのスタートとなった石川。この日は午後12時54分に10番ティーから出ると、コース最難関の12番パー4でセカンドが深いバンカーにつかまり序盤からピンチを迎える。ここを絶妙なバンカーショットでなんとか凌ぎ、続く難易度の高い13番でもパーをセーブ。直後の14番パー3では、グリーン手前のカラーから4メートルをねじ込み初バーディを奪う。
ここから巻き返しが期待された石川だが、午後から降り出した雨に気温の低下も重なり、15番と18番をボギーとし通算6オーバーで前半を折り返す。後半最初の1番パー5でバーディを奪うも4番、7番でパーオン失敗からボギーを叩き、通算7オーバーとなったところで競技中断。初日からのフェアウェイキープ率、パーオン率ともに50パーセント以下とショットが安定せず、ノーザン・トラスト・オープンでは自身初出場の2009年以来となる予選落ちの危機に瀕している。
一方、石川と同組で予選ラウンドを回っている池田勇太は、通算1オーバーの暫定46位タイで予選突破が濃厚。今田竜二は通算15オーバー暫定139位タイに低迷中。なお、現時点での単独トップは通算8アンダーで第2ラウンドをホールアウトしたフレッド・カプルス(米)。2打差の暫定2位タイでJ.B.ホームズ(米)とジョン・センデン(豪)が続き、第2ラウンド15ホール終了のスペンサー・レビン(米)も通算6アンダーで暫定2位タイにつけている。