USGAエグゼクティブ・ディレクターにM.デービス氏!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/03/03 12:27
全米オープン、全米アマなどのビッグトーナメントを主催する全米ゴルフ協会(USGA)の新しいエグゼクティブ・ディレクターに、46歳のマイク・デービス氏が選ばれた。
21年間同職にあったデビッド・フェイ氏が、昨年12月に引退。これにともない公認選挙で選ばれたのが、21年間USGAで働き、2005年以降は規則競技部門のシニア・ディレクターとして活躍したデービス氏だった。
難しいコースセッティングが売り物の全米オープンだが、デービス氏のセッティングは難しいばかりでなくフェアだと選手たちに評判だった。タイガー・ウッズ(米)が72ホール目にバーディーを奪ってロッコ・メディエート(米)とのプレーオフに持ち込んだ2008年全米オープンの舞台、トリーパインズGC(カリフォルニア州)の18番がいい例だ。難易度を高めるためだけにパー4にすることなく、そのホールの魅力を残したエキサイティングなパー5。こんなセッティングができるのがデービス氏というわけだ。
それだけに、エグゼクティブ・ディレクターに昇進しても、同氏はコースセッティングの仕事を手放すつもりはない。また、USGA側も喜んでそれを受け入れる予定だ。
もちろん、こうなるとデービス氏の仕事は多忙を極めることになるが、全米オープンを始めとする主催競技の質を保ち、さらに見るものを楽しませるためには、最善の決断に違いない。