“お騒がせ男”J.デイリーが大会主催者を訴える
更新日:2011/03/04 12:27
掲載日:2011/03/04 09:11
“お騒がせ男”ことジョン・デイリー(米)がまたしても騒動の種となっている。
現地時間3日に開幕した米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシック(フロリダ州、PGAナショナル)は、世界ランクNo.2のリー・ウェストウッド(英)をはじめとするビッグネームの参戦で盛り上がりを見せているが、それに水をさすようにトーナメント主催者を訴えたのがデイリーだ。
事の経緯はこうだ。2007年のザ・ホンダ・クラシックに出場していたデイリーのプレー中、コース内にいた女性ギャラリーがカメラのシャッターを切った。その時すでにスイングに入っていたデイリーは、シャッター音が気になりスイング動作を途中で止めた。その結果、身体的な損害を被ったデイリーは大会を棄権する羽目になった。
この時、大会運営側のセキュリティが彼女にカメラを持ってコースを歩くことを許した上、デイリーが「カメラを持っている」と忠告した後も何の措置も取らなかったとして、1万5,000ドル(約125万円)の損害賠償金を要求しているのだ。それにしても、選手は賞金を出してくれるスポンサーに対してお礼を言うことはあっても、訴えるというのはさすがの訴訟王国・米国でも異例の事態。“お騒がせ男”のせいでまたもツアー関係者は頭を抱えることになりそうだ。