尾崎、ベストスコアで3位タイ浮上!! 初Vチャンスが到来!
更新日:2011/03/13 13:30
掲載日:2011/03/13 08:44
悲願のアメリカ初Vを目指す尾崎直道がノーボギーの完璧なゴルフでリーダーボードを駆け上がり、前日の15位タイから一気に3位タイに順位を上げ、優勝が見える位置につけた。
米チャンピオンズツアーの東芝クラシック(カリフォルニア州、ニューポートビーチCC)は現地時間12日、第2ラウンドの競技を終了。15位タイからスタートしたこの日の尾崎は、出だし2連続バーディで波に乗ると、前半を5アンダーで折り返し首位のニック・プライス(ジンバブエ)を猛烈に追い上げた。
後半はややペースダウンしたものの2アンダーでホールアウトし、ノーボギーでこの日のベストスコアタイとなる7アンダー64をマーク。通算10アンダーとした尾崎は、トップの座を守ったプライス(通算14アンダー)に4打差の3位タイに順位を上げ、アメリカ初Vに手が届く位置を確保した。
かつて9年間を米レギュラーツアーで戦い、現在はシニアで孤軍奮闘する尾崎。最近は「自分より年下の選手が多くなってきて、シード権(賞金ランクトップ30)をキープするのが年々難しくなってきた。そろそろ(撤退の時期)かな」と弱気な発言をしたこともあるが、ショット&パットともに好調な今週、そろそろ勝利の女神が尾崎に微笑んでくれても良さそうだ。
上位には通算12アンダー単独2位にマーク・ウィービー(米)、尾崎と同じ3位タイにマーク・オメーラ(米)、通算9アンダー5位タイにフレッド・カプルス(米)ら強豪が顔を揃えているが、尾崎がやるべきことはただひとつ。残り18ホール、自分のプレーを貫くことだ。