メジャー歴代王者が挑む前哨戦
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2011/03/31 13:02
マスターズ前哨戦で実力者たちが激突する。
現地時間31日開幕の米男子ツアー、シェル・ヒューストン・オープン(テキサス州、レッドストーンGC)は、次週に控えたメジャー初戦、マスターズ(4月7日〜10日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)を前に、実戦で最終調整を目論む男たちが集結。中でもマスターズ連覇を目指すフィル・ミケルソン(米)は気合十分だ。
06年に2度目のマスターズ優勝を飾ったときのミケルソンは、前週のベルサウス・クラシックでも優勝した勢いもあった。基本的にメジャー前週は試合に出るルーティンを貫いており、今週の戦いぶりにマスターズがかかっていると言っても過言ではない。
また、メジャー初制覇を狙う世界ランクNo.2のリー・ウェストウッド(英)も意気込んでいる。昨年のマスターズでは、首位で最終日を迎えながらミケルソンに逆転負けを喫しており、雪辱がかかっている。「メジャーに臨む前に、試合をするほうがいい」と、笑顔で新しいパターを持ち込み、前哨戦優勝を狙っている。
組み合わせもミケルソン、そしてディフェンディング・チャンピオンのアンソニー・キム(米)と一緒で、相手にとって不足はない。
初のグリーンジャケットを狙うアーニー・エルス(南ア)や、マスターズ王者では92年に優勝し、昨年も6位のフレッド・カプルス(米)、昨年全英オープン覇者のルイス・ウーストハウゼン(南ア)、そしてメジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)らも参戦し、熱い戦いを繰り広げる。
なお日本勢では、まだオーガスタ行きの権利を得ていない今田竜二が出場。優勝を飾り最後のメジャー切符を手に入れようと燃えている。