メジャー初戦、宮里藍ら日本勢7人が参戦!
今季好調のヤニ・ツェン(台)が連覇を狙う米女子ツアーのメジャー大会初戦、クラフト・ナビスコ選手権(カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC)が現地時間31日に開幕する。
出場する日本勢はエースの宮里藍を筆頭に、上田桃子、宮里美香の米ツアー常駐組と、大山志保、不動裕理、有村智恵、馬場ゆかりのスポット参戦組の7人で、未曾有の大震災にあえぐ故郷に朗報をもたらそうと燃えている。
宮里藍は、月曜日からコース入りして18ホールをきっちりとラウンド。『ビジョン54』でおなじみのピア・ニールソン女史、リン・マリオット女史の2人のメンタルコーチから様々なアドバイスを受けて準備を整えた。
昨年は、同大会前に2勝するなど絶好調で臨んだが、まさかの予選落ち。過去6回の出場で2007年の15位タイが最高位と今ひとつの成績だが、それでも「好きなコースのひとつ。楽しみたい」とリラックスモードで臨む。
また昨年は9位と健闘した有村は、前週から現地に入って練習に精を出した。ディフェンディング・チャンピオンのツェンから声をかけられ一緒に回り、震災への心遣いやエネルギーをもらい、結果を出すことを誓っている。
大会では、優勝者が18番の池に飛び込むシーンが恒例となっているが、それを見てアメリカ挑戦を志した上田は「(優勝の)準備はいつでもできています」と目を輝かせた。
そして21歳になったミッシェル・ウィー(米)も、メジャー初優勝を目指して意欲を燃やしている。アマチュア時代に優勝争いを演じた天才少女は、ここを得意コースにしていたはずだった。しかしプロに転向し、コース近くに家を構えた後は、2009年は67位タイ、2010年は27位タイと低迷している。
それでも今年は前哨戦である先週のキア・クラシックで7位タイとまずまずの調子で乗り込んできており、優勝候補の一角に名乗りを挙げた。
その他では、絶好調のカリー・ウェブ(豪)、申智愛(韓)、ポーラ・クリーマー(米)。そしてナ・エン・チョイ(韓)、クリスティー・カー(米)ら強豪が激突する今年最初のメジャー大会。今後のツアーの行方を占う上でも注目の大会だ。