故郷に届け! 宮里美香が好スタート
未曾有の災害に苦しむ故郷に朗報を届けようと、大和撫子たちが大舞台で奮闘している。
米女子ツアー今季メジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権(現地時間3月31日/カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC)の第1ラウンドの競技が行われ、日本勢は7人が出場しているが、中でも光るプレーを見せたのが米ツアーで戦い続ける宮里美香だ。この日は5アンダー67でプレーして首位に1打差3位タイと好発進。優勝が狙える位置につけた。
インスタートの出だしの10番でいきなりバーディを奪った宮里美香は、そのまま一気に3連続バーディ。さらに17番でもバーディを重ねて4アンダーとすると、後半は我慢のゴルフが続きスコアカードどおりのプレーとなったが、最終9番で追加のバーディを奪取。コンディション次第では落とし穴があちこちにあるミッション・ヒルズを見事に攻略して見せた。
首位で並ぶブリタニー・リンシコム(米)、ステイシー・ルイス(米)とはわずかに1打差。初優勝をメジャーで飾る大きなチャンスに白い歯がこぼれた。
また、昨年大会9位の有村智恵も負けてはいない。こちらも10番からスタートして2アンダーで折り返すと、2番パー5で鮮やかなイーグルを奪取。5番をボギーとしたものの、9番もバーディで4アンダー68。首位と2打差の5位タイと優勝圏内にピタリとつけている。
さらに、米ツアー初優勝を狙う上田桃子が、2アンダー70でプレーして10位タイとまずまずの位置。そして、米ツアーの7勝目をメジャーでと目論むエース宮里藍、2006年の日本ツアー賞金女王の大山志保の2人が、1アンダー71で18位タイと逆転の可能性を探っている。
なお、馬場ゆかりは2オーバー74で54位タイ、不動裕理は5オーバー77で92位タイと残念ながら出遅れている。