1か月ぶりの女子ツアー再開! 安定感抜群の馬場が2位タイ
東北・関東を襲った震災の影響で中断していた国内女子ゴルフツアーが15日、再開され、西陣レディスクラシック(熊本空港カントリークラブ)の第1ラウンドの競技が終了した。首位は7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークしたイ・ジウ(韓)。馬場ゆかりと李知姫(韓)が2打差の2位タイで追っている。
開幕戦のダイキンオーキッドレディスを朴仁妃(韓)が制し、迎えた第2戦のヨコハマタイヤゴルフトーナメントの初日。東日本に未曾有の大地震と津波が襲いかかり、被災地からは遠く離れていた高知県土佐で戦っていた女子ツアーの面々にもその余波は及んだ。大会は即日中止。さらには、津波警報の発令によって選手も関係者もギャラリーもクラブハウスに退避するという事態にもなった。あれから1か月、大会は地震以降全てキャンセルされ、ようやく迎えたツアーの再開だった。
この日、日本勢で好調だったのは馬場。昨年は何度も2位に入りながら優勝には一歩届かなかった。それでも毎試合のように上位を占めて賞金ランキング4位で終えた抜群の安定感は今季も健在。4バーディ、ノーボギーの4アンダー68で2位タイの好発進を見せた。
昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓)は4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、不動裕理、イ・ナリ(韓)と並ぶ4位タイ。有村智恵はバーディスタートに成功し、前半を3バーディ、1ボギーで終える快調な滑り出しだったが、後半はボギーが先行して結局4バーディ、3ボギーの1アンダー71。世界ランク1位返り咲きを目指す申ジエ(韓)らと共に、首位に5打差の7位タイにつけた。
その他、諸見里しのぶは18番のダブルボギーが響いて2オーバー74の26位タイ。横峯さくらは1バーディ、4ボギーと苦しみ、3オーバー75で45位タイとやや出遅れた。また、地元・熊本出身の上田桃子は、この日バーディ奪取がわずか3人という難関の10番パー4をトリプルボギーとするなど、この日9オーバー81の大叩きで100位タイ。厳しい第1ラウンドとなった。