悪コンディションの中で韓国勢がワンツー 伏兵日本勢が追う
国内女子ツアー、フジサンケイレディスクラシックは23日、静岡・川奈ホテルGC富士Cを舞台に第2ラウンドの競技を終了。降りしきる雨の中で多くの選手がスコアを落としたが、17位タイで発進したヤング・キム(韓)が6バーディ、3ボギーの3アンダー69でラウンドし通算3アンダーで単独2位に浮上した。初日トップのアン・ソンジュ(韓)が通算4アンダーで首位の座を守っている。
ただでさえ難攻不落と言われる川奈が、雨の影響で更なる猛威をふるった。初日4位タイと快調なスタートを切った諸見里しのぶと金田久美子はいずれも3オーバー75に終わり、通算1オーバーで8位タイに後退。上位陣がスコアメークに苦しむ中、一気にリーダーボードを駆け上がったのは韓国出身の31歳、キムだった。
前半は4バーディ、ノーボギーでラウンド。後半はやや出入りの激しいゴルフとなったものの、6バーディ、3ボギーでこの日のベストスコアとなる3アンダー69をマーク。首位のアンに1打差に迫った。
昨季賞金女王のアンは悪コンディションの中でイーブンパー72にまとめ、通算4アンダーで首位をキープ。1アンダー71で回った27歳、山本薫里が通算1アンダーで3位につけた。また、初日2位タイという大健闘を見せた西山ゆかりも3オーバー75と苦しみながら通算イーブンパーで4位タイに踏ん張っている。山本も西山もツアー未勝利。不落の川奈で初の戴冠なるか注目だ。
その他、去年2勝を挙げた飯島茜、開幕戦ダイキンオーキッドレディス優勝の朴仁妃(韓)、去年のこの大会で最終日を最終組で回った宋ボベ(韓)といった実力者たちが西山と並んで4位タイ。有村智恵と横峯さくらは通算3オーバー21位タイで並んでいる。
尚、上田桃子と古閑美保はカットラインに1打足りず予選落ち。ディフェンディング・チャンピオンの服部真夕も決勝進出を逃した。