P.ミケルソン優勝戦線浮上! 今田は20位タイで予選突破
今季2勝目を狙うフィル・ミケルソン(米)がノーボギーの好調なプレーで優勝戦線に浮上した。
米男子ツアー、ウェルズファーゴ選手権(ノースカロライナ州、クエールハローC)は現地時間6日、第2ラウンドの競技を終了。初日11位タイにつけていたミケルソンが6アンダー66の快調なゴルフで通算9アンダーとし、単独首位のパット・ペレス(米)に3打差の4位タイに浮上した。
初日トーナメントレコードタイの『64』でトップに立ったビル・ハース(米)は2アンダー70の平凡なスコアで通算10アンダー。ジョナサン・バード(米)と並び2位タイに後退。ミケルソンと同じ4位タイにルーカス・グローバー(米)がつけ、通算8アンダー6位タイにメジャーチャンピオンのビジェイ・シン(フィジー)、スチュワート・シンク(米)らがつけている。
「今日みたいなゴルフが出来れば本当に毎日が楽しんだが」と言うのは今季2勝目に向け絶好のポジションを確保したミケルソン。「今日はアイアンの切れが良かった。前半はパットもよく入ってくれたし、ストレスのない1日だった」と明るい表情。しかしセベ・バレステロス(スペイン)の容態悪化に関する話題に触れると表情は一変。「1988年にサンディエゴで初めてPGAツアーに参戦したとき、一緒に練習ラウンドをしてもらった時以来、23年間世話になりっぱなしだった。彼とは良い思い出しかない。あのカリスマ性、誰もが彼のプレーを見たいと願うほどの魅力。本当に偉大な人だった」と声を落とした。
一方、初日11位タイの好発進を切った今田竜二はこの日、ボギーが先行する我慢のゴルフを強いられた。しかし後半の14番と15番の連続バーディに続き最終ホールもバーディで締めくくって2アンダー70にスコアをまとめ、通算5アンダー20位タイで予選を突破。決勝ラウンドでのチャージに望みをつないだ。しかし連覇がかかったローリー・マキロイ(北アイルランド)は初日の出遅れが響き通算3オーバーでカットラインに3打及ばず予選落ち。世界ランク8位のポール・ケイシー(英)、同13位のダスティン・ジョンソン(米)も決勝ラウンド進出を逃している。